保育について

広福保育園の保育目標

子どもにとって「生きる力の基礎づくり」にどう取り組むかは、保育の大きなテーマになります。広福保育園では、母体となる浄土真宗 広福寺から受けた、仏教的目標である「和顔愛語」(思いやりを持った生き方が始まった人は、おのずとやわらかい表情でやわらかい言葉を発するようになるという意味)を中心テーマとして「ほとけの子」の育成をおこなっています。みんなが相手のことを自分と同じように大切な存在だと考えて、やさしい表情とやさしい言葉が世界中に広まれば、やさしい世の中になるはずです。

ほとけさまの教えにもとづいた保育

逆に、自分のことだけを考えて、厳しい表情と、きつい言葉だけが飛び交うようになると世界は窮屈で楽しくなくなります。ほとけさまの教えを聞いた人間は、これまでの生き方と180度体ごと向きを変わるような生き方が始まるといわれます。人から言われるから行動するのではなく、自分で考えて行動するからきちんと失敗できる。きちんと自分の責任ある行動の失敗を受け止めることで、成長する。こうした一人の人間として主体的に生きていくことを、保育の中心的な課題としています。そのために「自我をどう育てていくか」を具体的な柱とし、保育を進めています。

子どもの「自我」を育みます

「自我の芽生え」は、「大好きなおとな」との関係から始まります。保育者(保護者・保育士・育児にかかわる人すべて)が排泄や食事など衣食住に関する生理的要求を受け止め、やさしく声をかけながらケアーを行う。このような温かなふれあいのなかで、赤ちゃんらしい快適な生活が、人間社会に対する「愛情」と「信頼感」を身につけていくことの基本となります。このことが土台となり「自我」が育っていくといわれています。年齢ごとの育ちのなかでおとなや子ども同士がかかわりながら、生活や遊びのなかで「自我」は子どもの表情や行動、言葉を通していろいろなドラマを見せてくれます。

子どもたちに自己肯定感を

「自我」を育てることで、子どもが自分なりの要求を出し、主体性を持ち自己決定を行いながら遊びや生活経験を豊かに積み重ねていけること。また子ども同士お互いの要求をぶつかり合いながらも自分を知り、周囲の状況を理解し、調整していく力を育てること。見通しを持ち行動する力、自己有能性、自己肯定感を持つ力をつけること。このようなことを「生きる力」の基礎と考え「ほとけの子」を育てていけるように努力しています。

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